「がん駆け込み寺」であるキャンサーフリートピアには多くの“がん難民”の患者さんが面談に来られます。最初はうつむき加減でおどおどした患者さんが、面談後には、顔を上げ、何か目標がみつかったという晴れ晴れとした顔で帰られます。
治療の行き場に困った患者さんでも、何か解決方法が見つかるはずです。一緒に考えて行きましょう。 |
まず、あなた自身が現在の自分の病気と病態を正確に把握することから始まります。 |
- “がん”とはどういう病気?
- 何がんの何期?
- 病状の進行状況は?根治は可能か?
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次ぎに、治療法を考えていくにあたり、以下の点を整理します。 |
- 標準治療は何か?
- 根治が難しい状態ならば、延命治療?
- 延命治療とはいえ、根治が少しでも望めるなら副作用の強い治療も望む?
- 延命治療であれば、QOLを落とさない治療を望む?
- 保険医療の範囲での治療を望む?
- 保険外の治療・非標準治療まで望む?
- あなたの人生観・死生観は?
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そうすると、自ずと治療法の結論がでるのです。 |
- 現在の治療を継続
- 現在の治療に付加
- 他の治療法に変える
- 積極的な治療を中止し、体力温存に努める
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あなたの病態・病状・要望にあわせて分析・整理し、進むべき道筋を一緒に考えていく、時には背中をポンと押してあげるのも医師である私の使命だと思っています。 |
私は“がん難民の羅針盤”となれるよう1人でも多くの患者さんに対応していきたいと考えています。私を上手に活用して下さい。 |
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